ミュージカル◆エリザベート
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★ミュージカル「エリザベート」に魅せられて★
3年程前に、たまたま友人から薦められて観たミュージカル「エリザベート」に、はまってしまいました。
ミュージカル「エリザベート」は、もともとウィーンのミュージカルです。
日本でも 「東宝」と「宝塚」で上演されているロングランのミュージカル作品で、 ロンドンやブロードウェイのミュージカルとは、また違った魅力がある、なんとも素晴らしいミュージカルなのです。
19世紀のハプスブルグ帝国を舞台に、ヨーロッパ一の美貌と謡われたオーストリア・ハンガリー帝国皇妃エリザベートの物語。
エリザベートが無政府主義者のイタリア人ルキーニによって暗殺されたという事実を元にTod(死)という架空の存在を加え皇后エリザベートの波瀾の生涯をミュージカル化した作品です(シアターガイドより)。
私は無類の舞台好きです。
新劇、ミュージカル、商業演劇…etc なんでも観ます。
でも、このミュージカルには、やられました。
しばらくは、このミュージカルのメロディが常に頭の中で流れているという状態が続きました(笑)。
ミュージカル『エリザベート』は、1992年9月に、オーストリアの首都・ウィーンにある、アン・デア・ウィーン劇場(モーツァルトの『魔笛』の初演が行われた由緒ある劇場)で幕を開けました。
☆☆☆
そのストーリーは…
エリザベート(幼名 シシイ)は幼い頃ブランコから落ち、気を失い、黄泉の帝王トート=「死」によって死の世界へ誘われそうになります。
しかし、黄泉の帝王トート=「死」は、人間であるエリザベートに恋してしまい、生きているエリザベートに愛されたいとエリザベートの命を救ってやるのです。
トート=「死」が、人間であるエリザベートを愛してしまったことで、エリザベートとトート=「死」との悲しくも美しい愛と死の輪舞曲が奏でられるという物語なのです。
黄泉の帝王トート=「死」が、人間を愛してしまうなんて、なんて、ロマンティックなのでしょう。
「死」とは、黄泉の帝王トート=「死」に愛されることなのだと思うと、死ぬことも怖くなくなるような、なんとも甘美な世界ですよねえ〜。
オーストリアの皇后「エリザベート」の一生を全編歌で綴っていくミュージカルなのですが、この歌の数々が素晴らしいのです。
最初、全編歌のミュージカルって、しんどいかなあーって、敬遠していたのですが、幕を開けてみると、もう歌はセリフであり、セリフが歌であり、その美しいメロディはなんとも甘美な世界へと誘ってくれました。
さすが音楽の都ウィーンで生まれたミュージカルだと思える美しく迫力のある舞台なのです。
☆☆☆
このミュージカルに、はまった我が家の2人は、本場ウィーンの「エリザベート」がどうしても観たくなり、2003年10月、本当にウィーンまで行ってしまいました。ウフッ…。
アン・デア・ウィーン劇場で観た「エリザベート」の迫力たるや、一生忘れられない思い出になりました。
何度涙が流れそうになり、何度鳥肌が立ったことでしょう!!!
そして、ミュージカルそのものの素晴らしさもさることながら、音楽や舞台を愛するウィーンっ子達の熱い拍手と口笛とスタンディングオーべーションのすごさに、感動しました。
この熱い声援というか拍手というか口笛というか掛け声というか…?!
感動、感動、感動!
このウィーンの観客達の熱さは、何なんだろう?
これに比べると、日本人の観客は、なんて無感動で表現力が乏しいのだろうと、日本人ながら、情けなく、悲しくなってしまうほど、観客席の熱さたるや、ものすごいものでした。
日本の観客も、もっと、熱くなろうよ!
まだまだ日本でも上演され続けると思います。
まだの方は、ぜひぜひ、東宝か宝塚でご覧になってみてくださいね。
そうそう、本場ウィーンの「エリザベート」も2007年春に、日本で上演されますよ。
必見!
ちなみに、本家本元のウィーン版、そして東宝版と宝塚版を見比べてみるのも面白いかもしれませんよ。
魅惑のミュージカル